エディターの仕事ってどんな仕事ですか？

映像を形にしていくお仕事だと思ってます。技術はもちろんですが、構成力やコミュニケーション能力、正確さ、発想力や映像のセンス、そんなことが求められます。
初めて1人でTVCMを編集したのは昨年の夏です。0から形にしていく難しさに直面しました。1カット目と3カット目を入れ替えると全く別のものになったり、ちょっとした表情の違いで全然印象が違ったりと、無限にあるパターンの中から最善のものを作るまでにかなり時間をかけてしまいました。プロデューサーや監督、制作さんに助けてもらいながら、なんとか完成できて良かったです。初めてテレビで流れているのを見たときは本当に嬉しかったです。
今はMVの編集をやっています。MVは自由度が高い分、非常にやりがいがあります。監督やスタッフと話しながら作っていくところが難しくもあり、楽しいところです。

どんな学生でしたか？

小さい頃からテレビが好きで、大学ではテレビ番組を作る勉強をしていました。私の専攻は主に番組の企画を学ぶところだったので、将来はTVディレクターを目指してADからコツコツやっていくんだろうなと思ってました。それがまさか広告業界に就職するなんて、まさかエディターになるなんて思ってもみなかったです。
熱中していたのは自主制作です。自主制作といっても思いついたものをすぐ撮ってすぐ編集してみるといったゆるい感じです。授業以外で友人とくだらない動画を作るのが当時はとにかく楽しくてたまらなかったです。作る楽しさを忘れずにいられるのはこの活動のおかげなのかなと思ってます。

エディターになろうと思ったきっかけを教えてください。

映像を作る上で欠かせない編集作業。実習で番組を作る際、誰かがやらなくてはいけないので最初は仕方なくやっていましたが、気づいたらすっかりはまってしまっていました。テレビの編集にいくことも考えましたが、短い尺の中で巧みに構成し、1フレーム1フレームにこだわるCMの編集に魅力を感じ、今の職業を選びました。その中でロボットを選んだ理由は、面接が一番楽しかったからです。特に実技試験が楽しかったです。

「プロ」とは何ですか？

なんとなくでやっていないのがプロだと思います。某企業CMのアシスタントについたときに、シンプルなものほど差が出るなと感じました。自分がつないだものとメインのエディターがつないだものが全然違って、素材の見方がまだまだ甘いということに気付かされました。そのときの監督が、ひとつひとつのアクション、1カット1カットにこめられた意味を話してくださり、たくさんの人がいろんなことを考えて、必死の思いで撮ってきた素材をなんとなく見てしまっていたなと反省しました。素材の見方を鍛えて、いつかその監督とCMを作るのが夢です。

ロボットってどんな会社ですか？

遊び心あふれる会社です。ものづくりをするにはとてもいい環境だと思います。社員もみんな良い人で、おもしろくて、個性があって、うちの会社にはこんな人がいてね、ってつい友達に自慢したくなっちゃうほどです。