社員インタビュー

広告制作本部
制作部
プロデューサー

原田 宗彦

(インタビューは2020年のものです)

広告制作プロデューサーの仕事について教えてください。

クライアントと消費者を繋ぐ、あらゆるコミュニケーションの立案から納品に至るまでの、全体の進行とクオリティの責任者です。
クライアントに対しては、コミュニケーションのニーズを捉えて、最適な施策を提案、企画、制作します。
現場に対しては、案件の性質に応じて最適なスタッフィングを行い、スタッフが最大の力を発揮できるように尽くします。決められた制限の中で、ロジックだけでは通用しない、”クリエイティブ”を生み出していく特殊な仕事だと思います。

これまでは、TVCMを中心とした映像制作を業務の主軸としていましたが、近年はデジタル、紙媒体、OOH、企業のインナーコミュニケーション施策など、担う範囲が拡大してきています。

プロデューサーに就くまで、私はプロダクションマネージャーとして制作現場の取り回しに奔走していました。そこで得た経験、「もっとこうだったら良いのに」などの思いを、スタッフへの対応や制作の進行に活かしています。

この職種のやりがいは何ですか?

自分自身の価値観で戦えること。
時に数億人が目にするクリエイティブをプロデュースするということは、とてもダイナミックな仕事です。
一つとして同じ課題がない中で、ブレない指針=”自分の価値観”を武器に…時としてタフでシンドイ局面も多々ありますが、自分が良いと思える、素敵だと感じるものを作り、クライアントやスタッフが手応えを得た上で、モノやサービスが市場に広がっていく様を肌で感じることができた時、制作者としては感激もひとしおです。
そのためには、クライアントとスタッフの両面のコミュニケーションを合理的に、健康的に、前向きなコンディションに整えていかなくてはなりません。これらが上手くいくか否かもまた、自分の言動が全てです。年齢や環境と共に変わりゆく自分自身の僅かながらの成長を、企業とのコミュニケーションの仕事にぶつけて、評価や対価を得ていくという経済活動には、延々とゴールがなく、やるべきことが尽きません。

harada

この職種に向いている人はどんな人ですか?

思慮深くて豪快な人、でしょうか。
広告制作という団体戦の中で、物事の進捗やあらゆるコンディションに気を配りながら、スタッフを信頼し、力を掛け合わせてプロジェクトを前進させる、パワフルなエネルギーを持ちわせていることが大切だと思います。
私自身まだまだ未熟ですが、そうありたいと考えています。

他の部署や他の職種との関わりを教えてください。

数年来、某トレーニング・ブランドのブランディングを担当しています。
社内のクリエイティブディレクターと共にブランドのコア・クリエイティブを策定し、社内外のリソースを駆使してTVCMやWEB、カタログ、OOH、店舗スタッフのユニフォームに至るまで、横断的なアウトプットのプロデュースを行ってきました。
TVCM等の映像制作は私自身が所属する制作部が主導しますが、WEBサイトやデジタル施策については、社内のアートディレクター、各分野のプロデューサーたちと連携して企画制作にあたります。

また、IMAGICA GROUPに所属する(株)IMAGICA GROUP、(株)ピクス、(株)コスモ・スペース、(株)フォトロンと共に設備設計や空間演出を手掛けるプロジェクトがあります。
ROBOTの枠を超えて、グループ各社のアイデアとテクノロジーを結集し、プロジェクトを推進していくことは大変刺激的です。

将来やりたいこと、目標などを教えてください。

心ある企業の製品・サービスの価値を、嘘のない広告でマーケットに届け、企業の売上と利益を最大化すること。
“心ある”というのがポイントです。得た利益を納税なり社会貢献なり、世の中の役に立つところへ還流してもらえれば、私がその端くれを担うことができれば、少しだけ誇らしい気分で生きていける気がしています。

harada

ROBOTはどんな会社ですか?

映像にとどまらない、あらゆるコミュニケーションをクリエイティブできる人員が揃っている会社。
人員が揃っている=クライアントに対するクリエイティブの価値、売り物が豊富であるということです。私はそれに憧れ、必要として、2012年に転職してきました。
様々なプロジェクトを経て、ようやくROBOTの強みである横断的なプロデュースの入り口に立てた気がします。自分も含むクリエイティブの力を、”生身の売り物”としてクライアントに届けていくための体制がROBOTにはあります。また、個人の力では手に入れられない、テクノロジー関連の情報やスキル、ナレッジの収集に注力してくれる、開発部隊の存在も力強いところです。

就活生に一言お願いします。

私は、学生時代に就職希望先を絞りきれず、広告というフィールドを選択しました。
広告は、担当するクライアントの業態や規模、求められるものも様々で、ひとところに留まらず、あらゆる業種を見渡せるのではないかと考えたからです。
結果は正解。ルーティンにはまらないジャーニー感の中で生きています。裏を返せば、一辺倒の情報やスキルではプロとして通用しないということです。案件ごとに課題解決のための独自の糸口を模索しなくてはならないというハードな側面もあります。
ただし、独り勝負ではありません。様々なスキルとキャラを持ち合わせた社内外のマンパワーとともに、広告というダイナミックなうねりを生み出す団体戦です。
社会人として実現したい目標がまだ定まりきっていなくても、コミュニケーションをクリエイティブすることに懸けてみたい思いがあれば、是非ともROBOTの門を叩いてみてください。

harada
harada

被写体や風景を求めて海外へ飛び出していくこともこの仕事の魅力。
見たことのない文化に触れることも大きな楽しみです。
コロナ前のこの写真のロケーションは何処だか忘れてしまったけれど(笑)。

入社後のキャリア

  1. プロデューサー

  2. 制作部のプロデューサーとして活躍中