この度ROBOTが広告制作に携わった株式会社福島民報社「おくる福島民報」が、第72回 広告電通賞にて総合賞、最高賞、金賞を含む4つの受賞を獲得しました。
広告電通賞は、1947年12月に創設された日本で最も歴史のある総合広告賞です。公的機関である広告電通賞審議会によって運営されており、優れた広告コミュニケーションを実践した広告主を顕彰することで広告主の課題解決の道を広げ、日本の産業・経済・文化の発展に貢献することを目指しています。選考は全国の広告主、媒体社、クリエーター、有識者ら約500人から構成される選考委員により行われました。本年度の選考の対象となった広告は、2018年4月1日から2019年3月31日まで(アクティベーション・プランニングは2018年3月1日から)に実施されたもので、応募総数1,424点の中から57点が選出されました。
ROBOTは、株式会社電通及び株式会社電通東日本と共に県外などで暮らす県民に故郷の現状を伝えるため、新聞を包んで郵送できるようにした特別紙面「おくる福島民報」のスペシャルムービーの制作を行いました。「おくる福島民報」は、アクティベーション・プランニング最高賞、プリント広告部門金賞、フィルム広告部門銀賞を受賞。また、「おくる福島民報」を実施した株式会社福島民報社は、総合賞を初受賞しました。総合賞は、最高賞を受賞し、かつ広告活動に特に優秀な成果を挙げた広告主に贈られます。新聞社やテレビ局などのメディア業界からの受賞は福島民報社が初めてとなり、広告活動全般にわたる優れた成果が評価されました。
◆受賞概要
第72回 広告電通賞
・総合賞 :株式会社福島民報社
・アクティベーション・プランニング最高賞 受賞作品:「おくる福島民報」
・プリント広告部門 新聞-企業・公共カテゴリー金賞 受賞作品:「おくる福島民報」
・フィルム広告部門 企業・公共Ⅱカテゴリー銀賞 受賞作品:「おくる福島民報」
◆作品概要/受賞履歴
株式会社 福島民報社「おくる福島民報」
2011年の東日本大震災から7年。福島では、未だに33,404人の県民が県外へ避難したまま(復興庁 全国の避難者等の数調査 2018年8月)帰れない状況が続いています。
福島県民の日(8/21)。福島民報は、県外にいる県民宛に故郷の情報を届けることができる「おくる福島民報」を実施しました。福島を見つめ続けてきた地元紙だからこそ伝えられる今の福島の情報が詰まった新聞を、購読者の手から手紙として送ることができる企画です。紙面を折りたたんで、本紙を包めば手紙の形に早変わり。手書きのメッセージも添えて、ポストに投函できる仕組みです。進学や就職、あるいは震災後の思わぬ事情で、この日を福島で過ごせない県民たちが、紙面を通じて里帰りできる新聞となりました。新聞配布のイベントも実施し、全国各地に届けられました。
Epica Awards2018 Media Innovation – Traditional Media部門 ブロンズ(2018年11月)
第57回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール 新聞部門 入賞(2019年 1月)
第22回アジア太平洋広告祭 BRAND EXPERIENCE & ENGAGEMENT LOTUS部門 シルバー/DIRECT LOTUS部門 ブロンズ(2019年 3月)
第6回 広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞(JAAA若手大賞)優秀賞(2019年 3月)
「おくる福島民報」スペシャルムービー
https://www.youtube.com/watch?v=ri1Mhhbc2Es