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ROBOT×IMAGICA、8K/HDR 超高精細エンタテインメントコンテンツ製作を本格始動2016.8.26

オリジナルショートフィルム、現代版かぐや姫「LUNA」(約17分)が間もなく完成

 

ROBOTと株式会社IMAGICAは、この度 8K/HDRで実写オリジナル作品を共同製作することをお知らせいたします。

 

8Kは、2016年8月1日に試験放送が始まるなど、総務省が2018年の実用放送に向けて推進している超高精細映像の規格です。モノクロからカラー、そしてハイビジョンや4Kというメディアの進化の中でその先の次世代メディアとして、総務省が2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの本格普及を目指しています。

 

現在、同作品はIMAGICAが8K映像編集に特化した新拠点としてオープンした、渋谷公園通りスタジオ(所在地:東京都渋谷区神南1丁目19-11パークウェースクエア2 3F)にてポストプロダクション作業中であり、2016年9月上旬に完成予定です。完成後、国内外の映画祭など多彩な賞へのエントリーを行う他、国内映像機器開発メーカーに対しデモンストレーション映像としての提供を行う予定です。

同作品は「映像美と物語の融合」「光の映像表現」をコンセプトに、8K(映像の解像度はハイビジョンの16倍)に加え、 HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作を行いました。8K/HDR映像で紡がれた美しい物語と、CG・合成やカラーグレーディングによって生み出された世界観によって、見ている人が映像世界の一員となり、登場人物と共に物語を体験し感情を揺さぶられる、新しい超高精細エンタテインメントコンテンツに挑戦しています。

 

映像メディア業界は4K、8K、HDRそして広色域といった劇的な技術革新を迎えています。ROBOTは1986年にTVCMとグラフィックの制作プロダクションとして事業をスタートし、映画、TVドラマ、アニメーション、Web、ゲーム、モバイルコンテンツなど新しいメディアやコンテンツ領域にチャレンジしてまいりました。IMAGICAは、日本最大のポストポロダクションとして、フィルムからビデオ、デジタルへの変遷に対応し、映像産業を支えてきました。8Kのスタジオ環境も整った中、ROBOT、IMAGICAは、これまで培ったノウハウを活かし、4K、8K、HDR等の新しい映像表現や、高精細マーケットの可能性を開発し、最高のクリエーションと最先端のテクノロジーを組み合わせた新しいメディアエンタテインメントの世界を切り拓いていきたいと考えております。

 

◆作品概要

「LUNA」(約17分)

 

LUNAは「月の女神」という意味を持ちます。8KそしてHDRというメディアを使って物語を描くにあたり、光の映像表現をコンテンツのテーマとして月をモチーフとして選び、映像美と物語が融合した超高精細エンタテインメントコンテンツを目指しました。

 

【あらすじ】
ある秋の日。高校生の俊介は教室に見知らぬ美しい少女・梨紗がいることに気づく。自分だけが梨紗に違和感を感じる中、文化祭に向けたクラスの準備が始まる。俊介はその日々の中で好きな天体観測を通じて梨紗と親しくなっていくが、梨紗はじつは秘密をかかえていた。

 

■制作スタッフ

脚本:平田研也
脚本家。2002 年 山崎貴監督作品「Returner」に共同脚本として参加。以来、映画脚本を数多く手掛け、2009年には短編アニメーション「つみきのいえ」で米アカデミー賞を受賞。近年では、グリコ BffiX1000 のアニメーション「おなか姫」や、泣けるCMと話題の「マルコメ料亭の味」シリーズの TV-CM を企画・演出。その他にも、長編映画「ボクは坊さん。」の脚本を手がけ、第 49 回ヒューストン国際映画祭で長編部門の最高賞を受賞。ROBOT所属。

 

演出:池田一真
映像ディレクター。番組ID、オープニング等のモーショングラフィックス、実写、CG、アニメなど、手法にとらわれないディレクションと柔軟な制作スタイルで様々なジャンルの映像コンテンツを制作。広告祭 ADFEST2015 FILM CLAFT部門/ブロンズ賞、2016 One Screen Film Festival Experimental 部門 Best Experimental 受賞など受賞多数。