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2018年度新卒採用

どんな学生でしたか?

美術大学に通い、映画を撮っていました。
そもそも入学当初は「映像って面白いな」程度にカメラを回していただけだったのですが、その年の春に、友人と学生映画のコンペティションに足を運んだんです。
そこで初めて「自主映画」の存在を知り、何となく、「自分も映画を撮りたい」と思うようになりました。
もともと興味を持ったことにはとことん拘る性格だったので、在学中の4年間、夢中で撮りました。
卒業制作で作った映画がぴあや海外の映画祭で入選したことは、入社してから社内の人にもアピールするきっかけになっています。

就活で、映像業界を選んだきっかけ、理由は?

学生時代に映画を専攻していた人間が、この業界に入るのは必然的なことかもしれませんが、その根本には「手を動かしてモノを作るのが好き」という気持ちがありました。
手を動かすといっても、山にこもってロクロを回すよりも、外へ出てカメラを回している方が性に合っているし、戦っていけるんじゃないかと思ったんです。
一人の人に作品を褒められるよりも、二人に褒められた方が嬉しいし、映像ってそれを百にも億にもできる媒体だから、「自分はこんなものが作れるんだ」と広く誇示したい自分には向いていたんだと思います。

いま担当している職種は何ですか?

CM制作のプロダクションアシスタントからスタートして、最近はプロダクションマネージャーを担当するようになりました。
ざっくり言うとプロデューサーの卵みたいなものなのですが、作品の企画段階から納品まで、クライアントさんの希望、スタッフの意向を掴み、方向性やスケジュール、予算を管理していく仕事です。
正直、自分が望む演出面の仕事ではありませんが、ある意味で演出に近い仕事だと思っています。
目の前の人間が何を望んでいるかを読み取り、自分の一言で相手を誘導する。
演者と役をすり合わせていくかのように、言葉言葉で全体の着地点を模索していく作業は、監督もPMも変わらないのかなと思います。
今の自分はその訓練の最中にいるのだと、前向きに捉えています。

将来、チャレンジしたいと思っている職種、仕事は何ですか?

映画監督になりたいです。なるべく若いうちに(笑)
全然自分はそのラインにすら立てていないけど、同年代でも活躍している監督は大勢いるし、その人たちが新作を撮る話を聞く度に、いつまでもこうしているわけにもいかないなと思う気持ちもあり、早く監督になりたいです。

ロボットって一言でいうと、どんな会社ですか?

「突出した個々の集合体」でしょうか。
入社前は、「プロフェッショナル集団」みたいなイメージがあったのですが、実際入ってみると、そんなヨコ文字では収まらないほどの人間臭さを強く感じ、流れの激しいこの業界では、そういう統一感の無さが、突起物として滑り止めの役割を果たしているのかなと。
そうそうこの会社は流されないんだろうなと思います。

最後に、就活生にアドバイスをお願いします。

自分の意思を伝える時には、人の言葉を借りないようにしてください。
例えば、「この会社に入りたい気持ちは、誰にも負けません」というありきたりなフレーズがあったとして、これは人が作った言葉です。
「何でこの会社に入りたいのか」「何で誰にも負けないのか」、あなたの言葉で聞きたいし、それがまとまりのない言葉の羅列であれ、自分が一度咀嚼してから発する台詞であれば、必ず相手の興味を引くと思います。
恋愛ドラマの脚本家が手を抜いて、「君以外は見えない」みたいなモロ人が作った言葉を台詞に用いたとしたら、そのドラマの内容がサブくなることは容易に想像がつきますし、人の言葉を借りるということは、それくらい聞く人の心には響かないということを知っておくべきだと思います。
面白いドラマはいつだって、その脚本家の言葉で構成されたものであるし、面白い面接はいつだって、その就活生の言葉で構成されたものであると思います。
「自分は映像が好きで」とか「世の中を驚かせたくて」とか、禁句を発しそうになったら一度咀嚼してから、他人には言えない自分の言葉で伝えるように心がけてみてください。

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