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1.
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カットごとの動きに合わせて、まず動画をおこします。(ここまではセルアニメと同じです)彩色作業に手数がかかるので、この時点で固定部分と動作部分の動画(セル)分けをして彩色作業の軽減化をはかります。(しかしカットによって、一枚一枚描いてしまった方がよかったり、パーツを分けた方がよかったりなかなか微妙です。トラなどのガラモノは極力セル分けをして複雑な彩色の手間をはぶきました)
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2.
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次にそれを別の紙にトレスし、色鉛筆や絵の具で彩色します。(スキャン回数やデータを軽くするためにA4の紙に極力詰め込んでトレスします。)
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3.
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それをパソコンに取り込んで(スキャン)、大きさや色を修正・調整します。
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4.
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プリントアウトしたもの(この段階でカラーインクなどで色調整したものもあり)を切り抜いて、動画の位置に合わせてセルの裏面へ、ペーパーセメントなど(この接着剤も粘着度、透明度などで途中いろいろ変えた)の透明系の接着剤を(絵素材の表から)塗って貼る。このセルの裏から絵素材を貼るのがノルシュテイン師匠直伝(パクリ?)の技です。
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5.
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次にセルの表から、ネコのケバケバした毛の感じをだすために、輪郭や境界線に沿ってニードル(細い針)で毛状に引っ掻き、その溝にダーマトグラフ(油性色鉛筆)で明るいところには白、暗い所には黒を擦り込む。
また、ネコのヒゲなども同様の手法でセルに直に太めに引っ掻き白ダーマトグラフを擦り込む。さらにダーマトグラフの黒で暗部や接地の影をいれて調子を整える。
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6.
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こんな工程を経ているので、(手袋をつけて作業していても)セルがホコリや接着剤や手の油でかなり汚れます。最後にこの汚れを羽箒やシンナーで落としてセル素材の出来上がりです。
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