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2019年度 新卒採用

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プロデューサーになるまで、どんな仕事をしていたか教えてください。

大学を卒業して、広告映像制作の仕事をずっと続けています。
広告の仕事をメインに担当しながら、PVや番組制作なども経験してきました。
今まで色々な案件に関わらせていただきましたが、その中でも思い出深い仕事は、2011年にロボットに中途入社してから半年後のプロダクションマネージャー(PM)通算4年目に担当したTVCMの初めての海外撮影ですね。場所は、ジャカルタとオーストラリアの間にある島で、電気の無い村に電気を届ける人々の奮闘を描くという撮影だったのですが、その国での撮影は、連れて行けるスタッフも少なく、制作は当然自分ひとりでしたし、消化しなければいけない仕事量がすごく多くて、監督からは「何でもやれ」って指示されて、制作進行、撮影、スタイリストなど、国内では分業するような仕事でも、全部ひとりでやらなければいけない事だらけで、自分が倒れたら仕事が頓挫してしまうぞっていう責任感で、本当にガムシャラに現場を走り回ったのを覚えてます。また、すごく考えて万全に段取りしたつもりでも、日本の様に用意したいものを約束通りに用意できる場所ではなく、直前の変更ばかりでした。また衝撃的だったのが、ロケ地の村から撮影を終えて、ベースに戻る帰り道が全て掘り起こされたまま、放っておかれており、ロケ隊がホテルに帰る事ができなくなってしまったのです。
その時はさすがに日本人の僕らにはどうする事もできずに、山賊に怯えながら暗闇のジャングルの中で助けを待って、結果的には現地のコーディネーターが、ブルドーザーで道を作りながら走ってきて助けてくれたんです、、、、、その姿が超カッコよかった。今でもその風景が鮮明に思い出せます。
そんなトラブルだらけの珍道中ロケだったんですけど、結果的にはそのCM、すごく良い仕上がりになったんです。監督はじめ、クライアント、代理店の方にもすごい感謝されました。自分の頑張りが、映像に少しでも反映されるんだなあってその時すごい実感できたんです。それからこのCMと同じシリーズで3年半チーフを務めさせていただき、最後のアフリカロケでは、奮闘した功績を認めていただいて?か、制作ではなく、プロデューサーとしてロケに向かってました。

どうしたらプロデューサーになれますか?

現在の映像プロダクションの制度を考えると、PMとして一人前になる事がプロデューサーへの近道です。
いちはやく一人前になるために、個人的に大切にしている仕事の心構えが二つあって、
一つは、どんな些細な仕事であろうと、プロ意識を持って取り組む事。
制作の業務でいうと、1年目とかは、買い出しとか、書類作成とか、現場での声出しなど、プロ意識を持って行動するって想像しづらいイメージなのですが、それは勘違いで、そこの意識を持つだけで仕事の質が大きく変わるんです。わかる人にはわかるんです。成長速度がものすごく速くなります。バイトではなくてプロにしかできない仕事の仕方っていうのを見せつけられないとダメです。そういう意識を持っている人に対しては、どんどん責任感の大きな仕事が舞い込んできます。
もう一つは、自分で考えて主体的に動いてみること。受け身は何事にもダメです。第一楽しくない。楽しんでそれが必要とされていたら最高です。最初は間違いでもいいので、とにかく受け身の仕事をしない事がすごく大事だと思います。
この二つは自分の中からは産み出しにくいものなので、CM・PV・映画・イベントなどジャンル問わずにいろんな現場に行って、そこで働く色々な職業のプロフェッショナルを見ると良いと思います。
そして尊敬できるプロフェッショナルな人がいれば、どのように仕事と向き合っているのか直接質問してみて、自分の仕事に置き換えてみると良いと思います。若者が誠意をもって質問すれば喜んで教えてくれます。
制作から、プロデューサーになると、考える事は、まずは自分や家族、社員の幸せ。
その次は、制作物のクオリティをいかに高め、クライアントを満足させられるか?という事。
その二つだけを考えて、頭を常にフル稼働させてます。
なのでクオリティを上げることに奮闘しすぎてもいけないし、利益を上げることに奮闘しすぎてもいけない。バランスが大切ですごく難しくて楽しい部分だと思います。

どんな人が映像制作に向いていますか?

映像が好きな人。負けず嫌い。

ロボットの強みはどんなところですか?

ロボットには、様々なスキルをもつ人材が各部署バランスよく所属していて自分の経験則では処理できない依頼や相談があった時などにも、すぐに相談できる相手がいる所が強みです。

今後の目標を教えてください。

今は、心に響く広告を一つでも多く作りたいですし、関わりたいです。
あと魚の仕事があれば、嬉しいなあと思ってます。
実は魚が好きで、休日には銛突きをしに海に潜りに行きます。突いた魚を食べることも好きなので、その為に勉強もしています。

ずっと思っているのは、クリエーターの気持ちを最大限理解できるプロデューサーになりたいと思ってます。
そのためにも知識と経験を蓄えて、太い人間になりたいですね。

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